ロイヤル・ウースターのオーナメントは製作に多くの職人の作業と多大な日数を必要とします。ここでは、伝説の名馬シリーズ「エルコンドルパサー」を例にその製作工程を説明しましょう。
エルコンドルバサーの製作は、モデラーのケネス・ポッツ氏が原型となる塑像を作ります。同馬の凱旋門賞を観戦した彼は、まず全体のイメージをつかみ、レースのビデオや膨大な写真から具体的な筋肉や骨格を再現していきます。彼が同馬に抱いたキーワードは“飛翔”でした。
塑像を10のパーツに分け、鋳型をつくります。
粘土を鋳型に流しこみます。
粘土が固まったらパーツとパーツを組み合わせていき、継ぎ目がわからないように接着します。 ここが熟練職人の腕の見せどころです。組立時の粘土は充分に水分を含んでいますから大変壊れやすい状態です。 そのため支柱で固定しながら作業を進めます。
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