|
ロイヤル・ウースターのオーナメントは製作に多くの職人の作業と多大な日数を必要とします。ここでは、伝説の名馬シリーズ「エルコンドルパサー」を例にその製作工程を説明しましょう。 |
|
原型が完成したら、ビスケットと呼ばれるツヤのない段階まで1,230度で24時間焼き入れをします。次に光沢を出すために1,030度で12〜15時間焼きます。この段階で、モデルは焼き入れ前の原型の約7割の大きさに収縮します。 |
|
ニ度焼き入れされた着色可能なモデルは、幾重ものチェックがなされます。
規格から外れたものはその場で破壊され、市場にでることはありません。 |
|
モデルには微妙な濃淡やグラデーションがありますが、これは全て筆によって色着けされます。ここでは、想像を絶する想像カと繊細な神経が要求されるのです。最終的な着色が終わり、本来の姿を現すまでに、740度で12時間の焼き入れが3回行われます。最終的な発色は着色時の色とは微妙に異なるため、ぺインターは着色料の酸化という知識にも精通していなければなりません。 |
|
こうして焼き入れが繰り返されたモデルは、馬具、手綱などが取り付けられ、
最後に台座が取り付けられて、完成となります。 |
|