●ニームについて ニームは樹皮、種子、実や葉などに薬効があると言われ、インドの伝承医学であるアーユルベーダーや漢方薬にも用いられている植物です。近年ニームの薬効が見直され、化粧品の原料や代替医療にも広く用いられています。 ニームが注目されるきっかけをつくったのは、ドイツ人科学者ハインリッヒ博士です。博士は、イナゴなどの昆虫の大発生を目撃した時、あらゆる植物がこれら昆虫に食べ尽くされていた中で、ニームだけが手付かずで残っているのを発見しました。博士は以来、ニームを研究し、成果を論文として発表してきました。このようにしてニームの様々な効用が科学的に証明され、徐々に欧米人にも広まっていきましたが、特筆すべきはその防虫・害虫駆除効果で、オーガニック農法に有効な植物として、現在、世界的に注目されています。 アメリカにおいては、USDA(アメリカ農務省)が1985年にニームオイルを生物農薬として認定し、UNIDO(国連機関)も環境を破壊しない害虫剤としてニーム関連商品の開発・生産を推進しています。ニームの成木にも、虫を寄せ付けない効果が期待できます。インドでは観葉植物としてニームを愛でながら、虫除けにも使われています。 あるほっぷは、「高知ニームの会」と共同で、四万十川流域(中村市)にて、温暖な気候と清流に育まれた四万十ニームのプロモーションを担当しています。 |
(c)Copyright 2005 Alhop Co. Ltd. All rights reserved. |